『エクリプス・フェイズ』とは?

心はソフトウェア。     プログラムせよ。
肉体は入れ物に過ぎない。  交換せよ。
死は単なる病気だ。     治療せよ。
絶滅の危機が近づいている。 立ち向かえ。

技術の進歩により、肉体と精神の分離と再生が可能となった近未来。
軍事AI“ティターンズ”の暴走により、地球は壊滅。人類は太陽系へと分散した。

しかし、国家間の陰謀や残存するティターンズの殺戮機械、エイリアンの残した遺物など、
人類を破滅へと導きかねない危機――“Xリスク”はいまだ数多く存在する。

そうしたXリスクから人類を救い出すために結成された秘密組織が“ファイアウォール”。
あなたはそのエージェント“センティネル”として、人類絶滅の危機に立ち向かうのだ!

超・人類(トランスヒューマン)と
陰謀(コンスピラシー)と
恐怖(ホラー)のSFテーブルトークRPG、
それが『エクリプス・フェイズ』だ!!


●超・人類(トランスヒューマン)とは?
 トランスヒューマニズムは、“人間の強化拡張”とほぼ同義の用語である。
 技術の発達により、人の心は魂(エゴ)として、身体から分離してコピーしたり、“メッシュ”と呼ばれる通信網で、転送したりすることもできる。
 また、生来の身体の代わりに義体(モーフ)と呼ばれる人造の身体にエゴをインストールすることもできる。
 モーフに不都合が生じれば乗り換えればいい。もしモーフごとエゴが行方不明になったとしてもバックアップがある(バックアップ時以降の記憶はなくなるが)。身体的な病気や老化、死はすでに克服されているのだ。
 任務ごとに最適なモーフに乗り換えることもできるし、エゴだけをメッシュで転送して現地のモーフにインストールすれば遠い惑星への旅も一瞬だ。
 分岐体(フォーク)と呼ばれるエゴのコピーを運用することで、複数の場所で同時に行動することもできる。
 ――しかし、こういった進歩はあらたな難問を産んだ。
 では、人間(ヒューマン)の定義とは?
 死の克服は何をもたらすのか?
 人の心がソフトウェアならば、どこまでのプログラミングが許されるのか?
 自分自身の複製が可能なら、どこまでが“自分”でどこからが“他人”なのか?
 その答えは――。


●陰謀(コンスピラシー)とは?
 地球という母星を失ってなお、人間は国家や組織といったくびきから解放されてはいない。
 太陽系に散らばった人々は、さまざまなイデオロギーを持つ国家や小国家、惑星間巨大企業“ハイパーコープ”、秘密組織を作り上げている。
 この世界では陰謀が渦巻いており、こうした国家や企業、組織が自らの影響力のために日々暗闘を繰り広げている。
 ときに重大事件に発展したとしても、巨大な政治力や財力によって、真実は歴史の闇へと葬り去られるのだ。
 ――あなたはその陰謀劇の只中で、真実を目にする機会があるかもしれない。


●恐怖(ホラー)とは?
 一口に「ホラー」と言っても、その種類は多様だ。
 ティターンズの置き土産である殺戮機械に首を刈り取られるスプラッター的なホラーもあるにはあるが、どちらかと言えば心理学的な要素によるもの――人類絶滅への不安感、宇宙空間から何やら恐るべきものがやって来そうなサスペンス、未知の存在への怯え――といったものが『エクリプス・フェイズ』におけるホラーだ。広大で人智を超えた宇宙そのものが、そもそもホラー的だとも言える。
 航行能力を失った宇宙船や廃棄された人工居住区(ハビタット)の中で、謎の宇宙生物に一人また一人と捕食されていく。
 エイリアン由来の謎のウイルスにより怪物化した人間や機械(そう、機械にさえ感染するウイルスだ)との戦いと自らの感染の可能性。
 ある日目覚めた、はるか昔にバックアップされたエゴ。身の回りに見え隠れする陰謀の影。しかし、バックアップ後の自分がいったい何をしでかしたのかわからない。
 あなたの作ったフォークが自律行動をはじめ、あなたという存在を乗っ取ろうとする。
 ちっぽけな人間の理解を超えた強大な宇宙的恐怖とその狂信者たち。
 ――『エクリプス・フェイズ』では、さまざまな「ホラー」を題材とできるのだ。