『天下繚乱』シリーズ質疑応答 2021年6月30日版  この質疑応答は、プレイを円滑に進めるために、コピーしたり、それを無償で配布したりすることを許可します。ただし、ファイル名や内容を変更することを一切禁じます。「無償の配布」には、ホームページなどに掲載することも含まれます。  なお、質疑応答による回答はアップデート&エラッタのような正式の修正ではなく、また版によって変化することがあります。また、質疑応答の内容が将来のルールの中に予告なく組み込まれることがあります。その場合、ルールが優先されます。  質疑応答の回答を導入するかどうかは、ゴールデンルールにしたがってGMに決定権があります。GMの裁定と本質疑応答が矛盾した場合、常にGMの裁定が正しいものとします。 (c)Ukyou Kodachi/Team Barrel Roll (c)アークライト/新紀元社 ◆ルール Q:ファンブル表の結果を、プレイヤー側がチョイスすることは可能ですか? A:GMが認めれば可能です。そうすることでプレイヤーサイドがより面白く演出できる、というプレイスタイルもあり得ます。 Q:「タイミング:判定の直前」と「タイミング:命中判定の直前」の効果を同時に適用することはできますか? A:いいえ、適用できません。後者は前者を細分化したものです。 Q:財産ポイントを情報収集判定や購入判定に使用するタイミングは判定の直前ですか、直後ですか? A:直後であるものとします。また特例として特技や装備などと別に使用できるものとします。 Q:同調状態は解除できますか? A:マイナーアクションで解除できるものとします。 Q:「行動の放棄」を行なった場合、隠密状態は解除されますか? A:解除されないものとします。 Q:マイナーアクションを行なうことで隠密状態は解除されますか? A:原則的には解除されませんが、GMはアクションの内容によっては解除されるとしても構いません。たとえば、大声で叫ぶなどです。 Q:隠密状態のキャラクターは「範囲(選択)」「場面(選択)」の攻撃で対象に取ることができますか? A:いいえ、できません。「範囲」「場面」の攻撃のみ、隠密状態のキャラクターを対象に含んだ攻撃を行なうことができます。 Q:自分を祭神として祀ることは可能ですか? A:原則的に行えないものとします。  GMが何らかのキャンペーン上のイベントとして認める場合は構いませんが、それは自身の中にパンテオンを含む大日如来のごとき、我々人類の認知を越えた何者かとなりますから、一般的な『天下繚乱』のシナリオには適さないでしょう。 ◆奥義 Q:奥義《光芒一閃》や《驚天動地》で発生したダメージロールに《秋霜烈日》や《一刀両断》を使用することは可能ですか? A:はい。奥義によって発生したダメージロールには、ダメージロールに対して適用されるすべての効果が(タイミングが適正であれば)使用可能です。 Q:キャラクターAとBに対する攻撃に対して《一刀両断》を使用し、Aに対するダメージを+10Dした直後にキャラクターBが《不惜身命》を使用して、それぞれの奥義が打ち消されなかった場合、ダメージはどのように適用されますか? A:Bに対して、本来のダメージロール+10D(《一刀両断》によるもの)を〈神〉属性にして適用します。 Q:複数のキャラクターが同一のダメージロールに対して《不惜身命》を使用した場合、どの効果が適用されますか? A:すべての奥義の宣言が終わり、実際にダメージが適用されるタイミングでダメージロールを発生させたキャラクター(多くの場合は攻撃者)がどのキャラクターにダメージを与えるか選択できるものとします。 Q;奥義は「ひとつのタイミングでひとりのキャラクターにつき1回のみ使用できる」とありますが、《疾風怒濤》を同一のイニシアチブプロセスで2回使用することはできますか? A:いいえ。ひとつのイニシアチブプロセスはひとつのタイミングとして扱います。 Q:イニシアチブプロセスで《疾風怒濤》を使用し、発生したメインプロセスが終了したとしても、イニシアチブプロセスは継続していますか? A:はい、その通りです。イニシアチブプロセスでは、 ①「タイミング:イニシアチブプロセス」である効果の適用 ②[未行動]で【行動値】がもっとも大きなキャラクターから適正なものをGMが指定 ③指定されたキャラクターがメインプロセスを行なう  という手順が行なわれます。したがって、②③が終わるまで、当該イニシアチブプロセスは継続しているものとみなします。 Q:《疾風怒濤》で発生した攻撃による「タイミング:ダメージロールの直前」と、同一イニシアチブプロセスで行なわれる本来のメインプロセスで行なわれた攻撃の「タイミング:ダメージロールの直前」は同一のタイミングとして扱いますか? A:いいえ。異なるメインプロセス内のタイミングは異なるタイミングとして処理します。 ◆特技 Q:《女神の微笑み》の効果によってダイス目がファンブル値より大きくなった場合、ファンブルは回避されますか? A:はい、その通りです。 Q:《女神の微笑み》のようなダイス目そのものを修正する特技を用いた後に「種別:R」の特技を使用することはできますか? A:ダイス目そのものを修正する特技は、すべての「種別:R」の特技が適用された後に適用されるものとします。 Q:[ファンブル値]が2のキャラクターの出目が2であった時に、《女神の微笑み》を適用して出目を3に変更しました。この後に《天賦の貫禄》を使用して判定を振り直すことは可能ですか? A:いいえ。「種別:R」の特技の適用はダイス目を修正する特技の前に行なわれねばならないと考えるので、行えないものとします。 Q:《一刀流》の効果は素手や「種別:投擲」の武器に対して適用されますか? A:《一刀流》の効果は、「右手」「左手」「両手」のいずれかに装備している武器ひとつにのみ適用されるものとします。素手、「アクセサリ」に装備している武器には適用されません。 Q:《異能:晴明桔梗印》は「代償:[クラスレベル]MP」ですが、この場合もクラスレベルを0として扱いますか? A:代償に限り、異邦人のクラスレベルから算出するものとします。 Q:《異国の剣舞》を《餓獣の牙》と《聖霊の光》のどちらも取得していない状態で使用した場合の効果は、「そのメインプロセスに行なう物理攻撃、または特殊攻撃のダメージに+2Dする」となりますか? A:はい、その通りです。 Q:自分が既に取得しているクラスの特技を《異能》や《異能・弐式》などで指定できますか? A:はい、可能です。 Q:《闇夜の糧》による吸血行為はデータ的なダメージを与えますか? A:いいえ。与えません。 Q:《神相:付喪神》の本体である装備が何らかの効果(ファンブル表)などで破壊された場合、本体はどうなりますか? A:[死亡]します。 Q:《我を用いよ》を同時に複数回使用することはできますか? A:いいえ。使用できません。 Q:《我を用いよ》で参照される「本体と同じデータを持つアイテム」は、使用者の常備化しているアイテムのデータに特技などの修正を加えたものとなりますか? A:はい、その通りです。たとえば打刀が本体であるキャラクターが《伝家の武具》の効果でその打刀の武器攻撃力を+6していた場合、《我を用いよ》で装備される打刀の武器攻撃力も+6されます。 Q:《我を用いよ》の効果には「一切の制限を無視して装備」とありますが、装備箇所は変更されますか? A:いいえ。クラスや必要体力の制限を無視して装備することはできますが、装備部位そのものは通常通り適用されます。 Q:《我を用いよ》の同調状態を解除した場合、装備された「同じデータを持つアイテム」はどうなりますか? A:即座に失われます。 Q:《神相:付喪神》の本体が「1シーンに1回まで使用できる」などの効果を持つ装備(魔鑑・浄玻璃など)である場合、その使用回数は本体と《我を求めよ》で複写された装備で共用ですか? A:独立したものとして扱います。 ◆装備 Q:何らかの効果によって装備が解除される場合、素手は装備解除されますか? A:いいえ。素手はいかなる効果によっても装備解除されることはなく、破壊されることもありません。 Q:エペタムによる攻撃のダメージはどのように算出しますか? A:物理攻撃同様、2D+【物理攻撃力】+[エペタムの武器攻撃力]でダメージロールを行ないます。この時、特殊攻撃のダメージロールに修正を与える特技の修正を得ることができます。